前に住んでいた東京のマンションは俺の隣の部屋が小さなヤクザの事務所だった。
以前我住的東京之房間,隔壁房間是黑道OFFICE。
いつもオジサンと若い衆が一人いた。
すごいきれい好きなヤクザで畳ひいちゃったり、外もいつも掃除していて、出前のお皿とかきれいに洗ってきちんと並べていて
ずいぶん几帳面なヤクザ屋さんだなって思ってた。
っでその若い衆と俺が体格とか見た目とか似ていて。。
6階に住んでいたんだけど、ときどきエレベーターを出ると、たぶん他のヤクザの人が見張ってるのか何かでいるんだよね。
6階からエレベーターで降りてくるから、ずっと俺のことみてるんだよね。「あっ」って感じで見てる。
もう確実にヤクザに間違えられてるでしょ。
そのうち撃たれるんじゃないかなって思って、エレベーターに乗るときは毎度半身になって隅に乗るようになった。
狙撃って練習しないとなかなか当たらないからね。
誤算だったのは他の住民からなんであの人いつもあそこにハマってのってんだろってキモがられたことだな。